花径に漂う影 — 個展
2025.03.08 — 04.26
名冠藝術館
新竹,台湾
私にとって絵画の魅力は、既存の直感や前提を超えて立ち現れる、予期せぬ発見にあります。創作の新鮮さを保つため、私は多様な制作手法を試み、制作のプロセスそのものに想像の余地を与えてきました。
「花徑浮影(Floating Shadows on the Blooming Path)」は、「歳花季」「撕繪畫(テープ・ドローイング)」「創世紀」の三つのシリーズで構成されています。「歳花季」では花の形態を再構成し、花と非花のあいだにある抽象的なイメージを描き出します。「撕繪畫」はマスキングテープを剥がす行為を軸に、予測不能な制作の瞬間を捉えます。「創世紀」では、線と色面の重なりを通して、着想がかたちを帯びていく過程を表現しています。
これらのシリーズは手法こそ異なりますが、一見すると明確でありながら、同時に揺らぎ、透過していく視覚状態を生み出すという共通の方向性を持っています。想像が生まれ、流動し、広がり続けるその瞬間こそが、私にとって絵画の原動力なのです。

